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ロストジェネレーション:鉄コン筋クリート [ひとりごと]


元旦付けの朝日新聞によると
「1990年代の就職難の時期に、正社員になれないまま、
不安定な生き方を余儀なくされた若者たちのことをロスト
ジェネレーションという」らすい。

鉄コン筋クリート、やっと暇と上映時間がマッチして見る
事ができました。映画の内容や背景設定に関してはいろんな
ところで語られているので割愛しますが、前日に読んだ上記
新聞記事となぜか対比してしまうところがあり、「現実は
物語の世界から比べてあまあまだなぁ」などと思ったりもし
ました。

映画はというと、かなり揺さぶっれましたねぇ。
もともと、松本大洋作品は「あほ面のキャラクター」に感情を
もって行かれる部分があり「ずるい!」と思うわけですが、
メインキャラの「シロ=蒼井 優」の存在感がすごいのね。
独特の台詞回しと表情にね、見事にしてやられました。

見る人によっては「琴線」なのか「涙腺」なのか「思考」
なのか「意識」なのか、揺さぶられるものは様々なんだと思いますが
「感動しました」「泣きました」が大安売りの宣伝手法が氾濫する
なかであえて「揺さぶられる」という表現を使いたくなりました。
感動はそんなにやすかねぇぞ。

町の風景などの書き込みは非常に細かく、たまたま旅先で見た
「セントチヒロノカミカクシ」もすげぇ(っつーかジブリ作品
それしか知らんのやけど)と思いましたが、本作品に描かれている
「近未来的昭和」テイストにもやられましたね。

でね、下北が出てくるんですよ。
シロが追っ手と出くわすシーンの市場ね、あれは確実に下北沢
北口の市場の入り口で、ちょうど小田急線の踏切から市場に入る
ところがあんな感じで「あ、しもきた、、金子葬儀店」と思って
しまいました。

人に薦めたいというよりはかみしめたい。
他人の評価はどーでもいいから、もっと深く理解してーナ、、、
と思う映画でした。


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